情報源をはっきり伝えること
今回は、「情報源をはっきり伝える」というテーマで、当たり前だけどできないルールを紹介していこうと思います。
みなさんは文章を作るときに、文末を「だろう」の形で終わってしまうことはありませんか?
誰かに何かを説得させたい文章を作るとき、「だろう」を文章に使うと説得力にかけてしまいます。
実際に私が作った例文をみてください。
ここのお店のモーニングはお得だ。毎朝8時から12時までやっていて、ほかのお店よりもモーニングの時間が長いからお客さんが集まるのだろう。
この文だとお客さんが集まる理由が不確かに感じますね。
本当にモーニングが原因なのかがわかりません。
このように説得力のある文にしたいときは、「だろう」を文章に用いると説得性に欠けてしまいます。
もう1つ私が作った例文をみてください。
この洗顔料はお得だ。これには〇〇成分が入っているだろう。
あなたがこれを使えば、肌の質が格段に上がるだろう。
読んでいて不安になり、買う気がなくなりますね。
自信のなさも伝わってきます。
しっかりとした根拠のある話なら、しっかりと断定してほしいですね。
ほかにも、「とか」「かも」で文が終わってることはありませんか?
例文を作ってみました。
この出版社は年間発行部数が〇〇万部だとか。
しかし、売り上げ自体はそんなによくないとか。
発行部数を増やすのは話題作りのためかも。
情報が不確かに感じられるので、はっきりしてほしい気持ちになりますね。
このように、「だろう」「とか」「かも」で文を締めるのは、読者を不安にさせ、説得力に欠ける文になることが分かっていただけたと思います。
そのようなときは、不確かな情報をはっきりさせ、断定で言い切ってください。
情報源をはっきり伝えるために必要なルールは頭に入りましたか?
当たり前だけど不安なときは使ってしまい、気がつかないこともあると思います。
今一度、意識し直してかえていきましょう。